先日10月15日に真室川町のふるさと伝承館にて番楽フェスティバルが行われた。
約4年ぶりの開催で真室川町教育委員会様よりのご依頼で撮影させていただいた。
その中で国指定重要無形民俗文化財に指定されている本海獅子舞番楽前ノ沢講中をご紹介したい。
本海獅子舞番楽は、約380年前の寛永年間に京都醍醐寺三宝院に属する修験者で芸能に優れた本海行人が鳥海山の村々に伝えた、修験的な行事を取り入れた獅子舞と番楽と称する芸能の総称である。
【三番叟】
烏帽子を被り、切り顎の黒式尉面(三番叟面)を付け、扇と鍚杖を持って舞う。もともと猿楽能に発した演目で、番楽では拍子に合わせて激しく身を揉んで舞う。
【信夫】
武士舞の代表的な演目の一つ。信夫太郎景時が扇を効果的に使い、高舘の合戦の様を語り舞う。太鼓を担ぎ上げる場面があることから、「胴取り信夫」ともいう。